令和5年9月14日に開催された第5回中城村議会定例会では、地域の重要な問題として一般質問が行われ、議員たちが地域課題に取り組んだ様子が伺えた。特に重要視されていたのは、新川1号橋工事と昨今の台風による災害に関する課題である。
桃原清議員は、新川1号橋の工事について詳細を質し、工期の変更やその原因について問いかけた。都市建設課長の呉屋克行氏は、当初の工期が令和4年10月から令和5年2月までだったが、令和5年12月末まで変更される予定だと述べた。工期変更の原因として、設計と異なる施工方法が挙げられ、その対応策についても説明された。
また、台風により被災した村道に関しても言及され、桃原議員は早急な復旧対応を求めたのに対し、都市建設課長は橋梁工事を優先的に進め、その後に崩壊した道路の修復を計画すると答えた。特に、再度の台風被害を避けるために迅速な対応が求められる。
さらに、認定第1号として令和4年度中城村一般会計歳入歳出決算認定が討議され、特に村民税の徴収未済額に関する質疑が交わされた。課長の比嘉聡氏は、未収額の徴収向上に向けて訪問徴収などの取り組みを続けると強調した。議員からは、税の徴収率向上にむけ、さらなる取り組みが求められた。
今回の議会で繰り広げられた議論は、地域のインフラ整備や健康保険税の徴収、教育支援など多岐にわたるものであり、住民生活に影響を与える重要なイシューが多く含まれている。議員たちの意見交換を通じて、地域に根差した議題が前進することが期待される。