令和5年12月8日に中城村議会第7回定例会が開催された。
今回の会議では議案第63号が可決された。これは中城村立小学校整備事業契約の変更に関するもので、村長の浜田京介氏から提案された。質疑応答の後、議案は異議なしで受理された。
また、小橋川恵美議員から行われた一般質問では、観光事業や教育民泊についての意見が交わされた。特に、中城城跡の観光計画や来場者数の推移について言及した。観光振興が進み、令和4年度は9万1,159人の訪問者数を記録しているとの報告がなされた。これを受け、小橋川議員はさらなるイベントの企画を期待する発言を行った。
農業分野における教育民泊の取り組みについても議論された。現在、沖縄県内では修学旅行の需要が高まっている。浜田村長は、観光協会の協力を強調し、地域の活性化に向けた方向性を示した。
また、交通安全に関する問題も取り上げられた。特に、子供の飛び出し注意看板の設置状況について住民生活課長の仲村盛和氏が回答した。また、新たな看板設置案についても協議され、「護佐丸君」を用いたデザイン案が提案された。
金城章議員による道路行政に関する質問も大きな焦点となった。具体的には、南伸線の工事進捗状況や、宜野湾横断道路の整備予定について確認が行われた。都市建設課長の呉屋克行氏は、各路線の進捗状況を詳述し、県や国からの補助金による整備状況の重要性を訴えた。
小学校の緑化計画についても質疑が行われ、教育長の比嘉良治氏は管理難易度を指摘しつつ、グリーンインフラの重要性を強調した。また、新たな中学校の災害避難道路計画についても触れられ、教育総務課長の我謝慎太郎氏がその方向性を説明した。
村の未来に向けて、多様な議題が話し合われ、各課が連携して地域活性化を目指す姿勢が確認された。次回の会議でも引き続き、課題の解決策が模索されることが期待される。