令和4年第6回中城村議会定例会が6月10日に開会され、議員からの一般質問が行われた。多くの議題が挙げられる中、特に地元の交通安全や福祉、環境問題に関する議論が注目を集めた。
まず屋良照枝議員が「生きがいづくり」に関する質問を行った。屋良議員は「ふれあい事業やいきいき事業が地域づくりへつながる」とし、その今後の取り組みを求めた。福祉課長の照屋淳氏は、現在の状況を把握しており、地域住民と共に支え合うネットワークの強化に努めると述べた。
次に、屋良議員は「護佐丸バス」の運行拡大についても触れ、特に浜バス停の設置を求めた。村長の浜田京介氏は利用者の利便性向上に向けて見直しを進める意向を示した。さらに、屋良議員は「PFASの検査」についても質問し、村民の健康不安を受け止める必要があると強調した。上下水道課長の仲松範三氏は「現状では独自の調査は難しいが、情報を注視している」とし、今後の状況に応じて対応を検討する考えを示した。
桃原清議員は交通安全に関する質問を行い、「事故多発交差点の改善」を求めた。住民生活課長の義間清氏は、大型標識の設置による効果を述べ、さらなる標識の増設を検討する意向を示した。加えて、桃原議員は自躍の確認とともに、村内の道路の維持管理についても改善を訴え、こちらも職員による対応を約束された。
また渡嘉敷眞整議員は、学校建設の進捗状況や財源計画について質問。教育総務課長の我謝慎太郎氏は、補助金の試算金額や、今年度から進めていく用地交渉のスケジュールに触れた。中学校移転の重要性が再確認される中、教育環境を整えるための取り組みが求められている。
最後に、議員からの指摘を受けた村長は、全体を通して村民に安心な環境を提供するため、引き続き課題解決に向けて努力する姿勢を示した。今後の中城村の発展に向け、多方面での取り組みが期待される。