令和3年6月11日に開催された令和3年第2回中城村議会定例会において、複数の議題が取り上げられた。特に、新型コロナウイルスワクチンの接種や米軍基地問題についての質疑応答が目立った。
初めに、大城常良議員が新型コロナウイルスワクチン接種の進捗状況について質問した。こども課長の金城勉氏は、接種が順調に進んでおり、特に高齢者を対象とした個別接種の計画がしっかりと実行されていると述べた。また、接種対象者数は約1万3,300名で、12歳から15歳までの接種も検討されていることが強調された。このように、多くの村民がワクチン接種を受ける姿勢がみられ、健康保険課長の仲松範三氏は、現在まで約1,000件のPCR検査が行われたことを報告した。
次に、米軍基地問題では、安里清市議員が基地の使用に関連して村民の生活環境への影響を懸念した。村長の浜田京介氏は、地元住民の意見を尊重しつつ、基地関連の情報収集を進めていると述べた。また、基地の存在が地域の安全にどのように影響するかについても議論が交わされた。
さらに、福祉施策に関する話題が挙がり、特に新型コロナウイルスの影響で困窮する世帯に対する支援が求められた。議員たちは、給付金制度の充実やアクセスの向上を促す意見を出し合い、福祉課長の照屋淳氏もその重要性を強調した。
この議会では、その他にも大城立裕氏の銅像建立や地域住民の生活の質を向上させる取り組みがさらなる注目を浴び、議員たちは地域づくりのために熱心な質問と提案を行った。村長は今後も村民との対話を重視し、村のための施策を進める意向を示した。議会の結果として、地域の声が政策に反映されることが期待される。