令和4年9月28日、中城村議会で定例会が開催された。
議員の新垣貞則氏が提出した一般質問で、土砂災害防止対策や高齢者の健康づくりについての意見が交わされた。
新垣氏は、特に久場地区の賀武道線における土砂崩れや排水路の問題について言及し、今後の取り組みについて問うた。
浜田京介村長は、沖縄電力の復旧工事を進めていることを述べ、村としても迅速な対策を進める意向を示した。また、高齢者の健康づくりに関して、運動機能の向上や認知症予防の視点を取り入れた事業を展開し、健康寿命の延伸を図っていく必要性を強調した。
新垣氏はさらに、吉の浦公園施設整備の重要性や、高齢者の交通利便性確保についても質問を続けた。浜田村長は自らも中部老連大会に参加した経験から、高齢者に対する地域支援の重要性を訴えた。事業の今後の展開について新垣氏は、地域の活性化やボランティアとの連携を通じた環境美化の取り組みが必要と指摘した。
観光分野については、比嘉護議員が観光入客の増加を目指すための戦略を行い、宿泊施設の不足を挙げた。地域活性化に向けて村全体として宿泊施設誘致を検討すべきであり、スポーツ観光や文化イベントの活用の重要性を強調した。
議員たちは観光政策や地域振興における施策の検討を促進し、村長をはじめ執行部に対して幅広い視点からの提案を行うよう求めた。複数の事業や計画が今後の実現に向けて進んでいくことが期待されている。