令和3年第5回中城村議会定例会が開催され、各議員が地域の重要課題について議論した。
午前の部では、安里ヨシ子議員が学校周辺の防犯灯に関する質問を行い、特に中城中学校前のバス停周辺が真っ暗であることを指摘した。議員は、子供たちの安全を確保するために、学校周辺の防犯灯を増設するよう要望を強調した。これに対し、村長の浜田京介氏と都市建設課長の仲村盛和氏は、教育委員会と協力し、優先的に設置を検討すると述べた。この議論において、住民の不安な声が反映される形となった。
続いて、桃原清議員は建築申請に関する問題を提起し、特定の地域での建築許可が下りない理由について詳しく質疑を行った。この中で、桃原議員は村道が認定されているにもかかわらず、建築を妨げる障害が存在していると指摘。都市建設課長は、同件について詳細な調査と対応策を検討することを約束した。
さらに、議員は地域住民の健康維持のためのパークゴルフ場運営についても質問し、地域におけるスポーツ施設の充実が必要であることを強調した。村長は、以前にパークゴルフの検討を行った経緯を説明し、今後の可能性について慎重に進めていく意向を示した。
午後の部では、伊佐則勝議員が新型コロナウイルス対策について質問し、特にワクチン接種の状況について具体的な情報を求めた。こども課長の金城氏は、接種体制や検査体制について詳細に説明し、特に高齢者のワクチン接種の進捗を報告した。
また、軽石問題に関して副村長の比嘉忠典氏は、地域漁業への影響や対策について述べ、今後も状況を注視する姿勢を示した。漁業者に対する支援の強化を求める声も上がった。
最後に、石原昌雄議員が糸蒲公園の駐車場不足や利便性向上について意見を述べ、村が人々の快適性を確保するための取り組みを進めるよう求めた。