令和5年9月の中城村議会定例会では、台風6号による被害状況と対応策が議題に上った。
まず、停電と断水の状況について報告された。総務課の大湾課長によると、最大で約6,900戸が停電し、6,151世帯、12,188人が断水の影響を受けた。特に農作物への被害が深刻で、サトウキビや野菜、果樹に多大な影響があった。そこで、農業者に向けたセーフティネット資金の活用が提案されています。
また、避難所に関しては、役場のみが指定され、延べ17世帯が利用した。避難所では、持参した食料や備蓄食品が提供されたが、その満足度に関しては問題がないとのこと。しかし、周囲の自主防災組織が利用されなかった点について、今後の改善が求められました。
交通安全対策についても議論され、信号機やカーブミラーの設置要望があった。これに対し、早急な対応や進捗状況の確認が必要とされています。特に南上原地区では事故多発地域なため、その対策が急務であるとの意見が出ました。
議会では、子ども第三の居場所についても進捗が報告され、工事は計画通り進行中で、来月の11月1日にオープン予定であるとのことです。今後は地域住民への説明会も検討されており、利用方法についての共有が重要視されています。
今回の議会は、災害への備えと地域住民の安全確保が強く意識される内容となり、職員の対応力や地域の連携の重要性が再確認されました。