令和2年12月11日、嘉手納町議会は第50回定例会を開催し、様々な議題が協議されました。
特に注目されたのは、外来機の飛来に関する意見書と決議、さらには米空軍兵による道路交通法違反の問題です。嘉手納町議会の當山均議員は、「即応訓練に伴う騒音の増加が町民に深刻な影響を与えている」と述べ、相次ぐ外来機飛来についての意見書を提出しました。特に、12月8日に記録された爆音が嘉手納地区で顕著であり、町民からは強い抗議の声が上がっています。これに対し、全会一致で意見書が可決されました。
また、米空軍兵による道路交通法違反に対しても意見書と決議が提出され、町民の安全を守るという観点から強い懸念が表明されました。當山均議員は、最近の飲酒運転の事例を挙げ、危険性を訴えました。議会はこの問題についても真剣に取り組むことを決定し、意見書と決議が採決され、可決されました。
次に一般質問が行われ、特に防災対策や新型コロナウイルス対策、コミュニティーバス導入に関する質問が相次ぎました。新垣貴人議員は、防災行政について、また災害時の避難訓練の実施状況について質疑を行いました。これに対し、金城悟総務課長は、「避難訓練の実施に関しては進捗があるが、今後もさらなる訓練の実施を進める必要がある」と述べました。
さらに、比謝川緑地広場整備事業についての質問もあり、上地康夫産業環境課長は、「市民の生活と観光振興を両立させた事業を進めていく方針」であることを説明しました。特に児童生徒の体験学習の場としての役割を強調し、建築進行状況や管理運営の方針についても取り上げられました。