令和4年6月13日、嘉手納町議会定例会が開かれ、外来機の飛来に関する意見書と決議が全会一致で可決された。
当該決議は、嘉手納基地における外来機の増加に対し、地域住民の日々の生活が脅かされていることに起因している。特に、「11番 當山均議員」は、最近の外来機の飛来が生活環境に与えている影響について説明し、「嘉手納町民の生活が脅かされる状況は看過できない」と訴えた。
この意見書には、外来機の飛来を禁止し、騒音規制を遵守し、訓練移転の拡充などの具体的な要求が盛り込まれている。「日米両政府に対して、より実効性のある対策を求めていく」との強い決意が議会内で表明された。
また、報告事項として令和3年度の各種繰越明許費繰越計算書の報告が行われた。嘉手納町の財政状況を反映した内容となっており、具体的には様々な事業の繰越しを行い、合計で10億5,301万8,000円を令和4年度へ繰り越すことが決定された。
議案第1号として、令和4年度一般会計の補正予算が提出されると、各議員からは経済対策などが推進される中で、さらなる支援策の重要性を指摘する声が上がっている。特に、低所得世帯への支援や教育関連費の補正が強調され、議員が一丸となって町民のニーズを反映した施策を進めていく姿勢が見受けられた。
さらに、育児休業に関する条例の改正も行われ、育児休業の取得要件が緩和されると見込まれている。長期的には、職員が利用しやすい環境を整えることが期待される。