令和2年第40回嘉手納町議会臨時会が、5月13日に開催された。
本会議では、仲村一議員の議員辞職が議題に上がり、即決で承認された。
仲村議員は「一身上の都合により議員を辞職したい」との辞職願を提出し、出席議員から異議なしとの声があがり、辞職が許可された。
また、税制改正案も議題にあがった。新垣美佐税務課長は、嘉手納町税条例の一部改正案について説明した。
固定資産税に関して、土地の所有者が不明な場合、使用者を所有者とみなして課税することができる条例改正案など重要な改正がなされた。
質疑において、宇榮原京一議員が「使用者の意思確認はあるのか」と質問し、税務課長は「使用者の状況を確認し、通知を行ってから課税手続きを進める」と回答した。
国民健康保険の税条例に関する改正案も可決された。
町長の報告によれば、国民健康保険税の課税限度額が引き上げられるほか、軽減措置も改正される見通しだ。
特に、国保税制度については、国からの補助の重要性が強調された。
田仲康榮議員は「国の補助を見直すべきだ」と意見し、議会でも一定の理解が得られていた。
最後に、令和2年度一般会計補正予算も承認され、嘉手納町独自の緊急経済支援策が提案された。
町民1人当たりに2万円を支給する生活支援特別給付金の支給が含まれており、住民の日常生活の補助を図る内容であった。
県支出金の項目で、国民健康保険特別会計の補正も承認され、財政的な支援策を講じる姿勢が示された。
町全体として、コロナウイルスの影響を受けた住民への重要な支援が今後求められるとの見解が述べられ、迅速な情報提供と対策の実行が課題として議会で共有された。