嘉手納町議会の臨時会が令和2年2月19日に開催され、重要な議題が取り上げられた。
仲村一議員に対する辞職勧告決議と、ＦＡ－18戦闘攻撃機の事故に関する意見書が特に注目された。
議長の徳里直樹氏が会議を開会し、最初に会議録署名議員を指名した。続いて会期は本日1日間に決定された。
辞職勧告決議において、田仲康榮議員は「飲酒運転により議会の品位を傷つけている」と強調し、議員辞職を改めて求めた。全議員が共感し、「実際の辞職願が提出されないことは遺憾」との声も上がった。
また、同議会はＦＡ－18戦闘攻撃機のパネル落下事故を受けて、意見書と抗議決議を採択した。この事故は、米海軍第115戦闘攻撃中隊のＦＡ－18機が嘉手納飛行場近くでパネルを落下させたことによるもので、映像が住民によって確認され、地域住民からの不安が高まっている。
當山均議員が事故の経緯を報告した際、議員らは空中での急旋回訓練の頻発について言及し、再発防止を求める意見が出た。
この意見書は、米軍に対し、事故原因の早急な究明と再発防止策の徹底を求めるもので、その結果が住民へ伝えられていないことが誠に残念であると指摘された。
さらに、同様に事故が続く状況に議員たちの間に怒りが広がり、「住民生活の安全を確保するために政体として強く抗議する」との討論もあった。議会は全員起立で意見書を可決し、今後のアクションプランも明示された。
以上の内容を踏まえ、議会は米軍および関連機関への厳重な抗議を強調。事故の再発防止策を早急に実施し、住民の安心を確保することを約束した。