令和4年第15回嘉手納町議会臨時会が、8月9日に開催された。
主な議題には、令和4年度嘉手納町一般会計補正予算や第三保育所の建設工事請負契約などが含まれた。
特に、一般会計補正予算は、新型コロナウイルス感染症対策経費の補正が主な内容であり、総額4,393万4,000円が追加される。
我謝治彦企画財政課長は、「この予算で町民に対する支援を強化する」と強調した。
さらに、議案第11号では、第三保育所の建設工事(建築)についての請負契約が提案され、定員を110人から130人に増加させ、待機児童問題の解決を目指す計画が進められている。
金城博吉子ども家庭課長は、建設予定の園舎が3階建てであることや、園庭や駐車場が整備されることを説明し、工期のおおよそ13か月を見込んでいると述べた。
次に、議案第12号、13号ではそれぞれ、第三保育所に係る電気設備及び機械設備工事の請負契約が提案され、電気は全てLED照明を使用し省エネルギー対策を講じている。
特に議案第14号の嘉手納野球場解体工事については、老朽化が著しい野球場の改修を目指し、解体に伴う安全対策や周辺住民への配慮が計画されている。
最後に、議案第15号では、兼久海浜公園の照明のLED化推進事業が承認され、エネルギーの効率化が図られることになる。
議会の閉会時には、仲村渠兼栄議長が「透明性のある行政を目指して、町民に寄り添った施策を進める」と述べ、全ての議案は異議なく可決された。