令和元年9月第31回嘉手納町議会定例会は、各種施策に関する議論を行った。特に注目を集めたのは交通安全対策や特定健診の受診率向上、地域交流センターの建設についての話題であった。
最初の議題は交通安全対策で、町立第三保育所前の交通状況が問題視された。保護者の中には、混雑した道を安全に横断することに不安を感じる声が多く寄せられている。保護者からの要望は聞かれていないが、地域住民からの危険性に関する意見があったことを上原学子ども家庭課長が言及した。今後、警察署との連携強化を図り、現況を確認し、必要に応じて指導員配置などの対応を検討する意向が示された。
次に特定健診の受診率向上に向けた取り組みが議論された。町民保険課の町田優課長は、現在の受診率が町全体で約37%であることを報告し、より多くの町民が受診するよう促す施策が必要であると考えられています。審議では、抽選で商品券を進呈する仕組みがあるため、受診を促進する効果があることも触れられ、80%の当選確率が多くの町民に支持されているとのことです。
地域交流センターの建設にも話は及び、知念隆議員が要望した。町を挙げて交通難民対策や買い物弱者に向けた支援が必要との考えが示された。上原家庭課長は、住民の意見を受けて、必要性を吟味していく考えを示す。また、健康増進に向けた取り組みを進め、ウォーキングポイント制度や夜間の公園照明の延長も提案された。
最後に選挙の投票率向上に関する意見もあった。総務課の金城悟課長は、投票を行う制度がより身近に感じられるような工夫が必要であると指摘した。投票率を向上させるための有効な戦略を今後とも検討していく必要があると強調されました。