令和4年7月19日に嘉手納町議会臨時会が開かれた。
会議では、防錆整備格納庫移設計画の撤回を求める意見書と決議が審議された。
提案者の當山均議員は、町民の生命や平穏な生活を守るため、移設計画に強く反対する旨を述べた。
提案理由として、嘉手納基地から発生する騒音や排気ガスの被害が既に大きい中で、さらに住民に影響を与える施設を設置することは許されないとした。また、過去の基地の運営について住民に対する配慮が欠けており、十分な情報提供も行われていないことを指摘した。
福地義広議員も賛同し、新たな基地被害をもたらす移設計画に強く反対する立場を示した。議会は、町としての立場を明確にし、米軍に対して一貫して要請行動を展開する意義を強調した。
討論は活発に行われ、全ての議員が意見を述べた結果、意見書と決議がそれぞれ可決された。この決議を受け、嘉手納町は今後も基地問題に対して強い姿勢で臨む方針を確認した。特に、米軍に対しては即時撤回を求める行動を強化し、住民の生活環境を守るための活動を続けるとした。
議会の決定により、発議第4号及び第5号は原案通り可決され、意見書・決議は米軍及び日本政府への要請として正式に提出されることとなった。