令和2年第37回嘉手納町議会臨時会が23日に開会された。
会議では、会議録署名議員の指名、会期の決定、そして議案第56号の審議が行われた。参加議員は、志喜屋孝也氏や花城勝男氏ら多数が出席し、議論に臨んだ。
まず、会議録の署名を行う議員が指名された。4番の宇榮原京一氏、5番の古謝友義氏がこの役割を担うこととなる。
次に会期の決定が行われ、本臨時会の会期は1日に定められた。これは出席議員からの異議がなくスムーズに決まった。
続いて、議案第56号「令和元年度嘉手納町一般会計補正予算(第6号)」の提案に移った。この議案は、我謝治彦企画財政課長から詳細な説明がなされ、歳入歳出予算の総額に7,169万3,000円を追加する内容である。
具体的には、ふるさと納税推進業務や給食調理業務の委託料、保育所空調機器の取り替え工事などが含まれていた。すなわち、補正後の総額は99億2,239万6,000円に達する。
議案の質疑では、14番の田仲康榮議員から具体的な財務に関する質問が挙がった。中でも、給食調理業務等の委託料が年間どのくらいの額になるのかが焦点となった。これに対し、上原学子ども家庭課長は、年間5,764万8,000円を上限に支出予定であると回答した。
また、保育所の空調機器の取り替えに関しては、既存のダクト方式から新たにセパレート方式に変更することが告げられた。工事は年度内の3月末までに完成する見込みである。
議案の質疑が終わると、議案第56号は委員会付託を省略することで承認された。討論には入り、異議なく進行し採決され、原案通りの可決となった。
最終的に、議長である徳里直樹氏から、条項や字句の整理が議長に委任される旨の発言があり、全ての議事が終了した。臨時会は午前10時13分に閉会となった。