令和3年第4回嘉手納町議会定例会が開催され、議員から様々な質問が寄せられた。
特に注目されたのは、15番石嶺邦雄議員のテニスコート設置についての質問であった。スポーツ環境の整備が求められる中で、石嶺議員は「これまでにテニスコート設置の話が何度も上がっていたが、実現には向かっていない状況」と述べた。
石嶺議員は、「兼久海浜公園の改修工事に合わせて新たにテニスコート設置を計画しているのか」と質問を続けた。この質問に対し、金城睦和教育総務課長は、嘉手納小学校旧体育館跡地などにサブグラウンド機能を備えた施設の整備が進められていると説明した。工事費は令和4年3月の完成を目指し計上されている。
また、設備の利用方法についても議論された。特に、ドッジボールやサッカー、さらにはテニスが可能な設計がされている中で、利用者からの意見も踏まえつつ進めているとのことであった。盤石な利用を実現するため、教育委員会との連携が不可欠である。
次に、社会教育団体の会議室と事務室についての質問がありました。石嶺議員は、シェアオフィス計画に対して「町内の団体に適合しているのか」と疑問を投げかけました。仲宗根さゆり社会教育課長は、昨年にヒアリングを行い、各団体の要望を反映させたと述べた。しかし、実際に必要な設備については各自治体間に差が見られるとの意見も多かった。
また、我謝治彦企画財政課長は、新型コロナ感染に対する生活支援について質問に応じ、様々な補助金の計画が進めていることを説明した。特に、住居確保給付金や生活支援金が支給される制度について詳しい説明がなされた。この制度を利用できるケースについて、町民がどのようにアクセスすることができるかが議論された。
最後に、田崎博美議員が無電柱化の進捗を問う場面があった。電線が地中化されることで、防災や景観向上が期待される中で、進行中の計画についての状況が報告された。特に、無電柱化の対象地域や工法について、専門家の意見を取り入れながら進める計画であることが強調された。
このように、多様なテーマが議論され、町民の利便性向上が目指された定例会であった。