令和4年3月24日に開催された嘉手納町議会定例会では、自治体オンライン手続き事業の導入や教育施設防犯カメラ設置事業についての議論が行われた。
新垣貴人議員は、自治体オンライン手続き事業に関する具体的な質問を行った。オンライン手続では、町民がマイナンバーカードを使い、スマートフォンやPCから窓口に足を運ぶことなく各種手続が行えるようになるという。このことにより、行政手続きの利便性が格段に向上し、ペーパーレス化も期待されている。これは時代の流れに応じた重要な施策であると強調した。
喜友名朝順企画財政課主幹は、この事業の概要として、住民が好きな時に手続きを行える利点を挙げた。特に令和4年度には27の手続をオンラインで対応する予定であり、将来的にはほとんどの手続がオンライン化されることが期待されている。また、嘉手納町のマイナンバーカード取得率は31%で、今後も取得率向上に向けた取り組みが必要とされる。
次に、新垣議員は道路整備計画について質問し、兼久地区の道路インフラ整備の必要性を訴えた。特に新たに建設される大型マンションや商業施設に伴う交通の増加が懸念されており、そのための道路整備が急務であるとした。この件についても天久昇都市建設課長は、整備計画が進行中であることを述べ、今後の整備に期待が寄せられていることを示した。
さらに、国民健康保険事業についても言及された。健康ポイント制度を導入することにより、町民の健康意識を向上させる施策が進められており、町長はその حمایتを表明した。特に医療費の増大が課題化する中、健康づくりが重要であると強調された。
学校に設置される防犯カメラに関しては金城睦和教育総務課長が、その必要性と、既存の事件の内容について説明した。防犯カメラの導入は児童生徒の安全確保に寄与するものである。
全体として、この定例会では町民生活をより良くするための施策や問題について幅広く議論され、今後の進展に対する期待が高まる結果となった。町としては、これらの施策が円滑に進むよう引き続き支援していく姿勢を表明した。