令和元年第35回嘉手納町議会定例会が開催され、一般質問が行われた。特に駐車場の利用状況や高齢者支援に関する議論が注目された。まず、駐車場利用状況について、奥間政秀議員が、イベント開催時の駐車場不足を指摘した。これに対し、金城悟総務課長は過去の苦情を受け、対策として駐車場係の配置を行っていると述べた。ただ、立体駐車場の建設は現状では考えていないとした。
次に、高齢者支援事業に関しては、地域福祉交通導入事業でのタクシー助成についての発言があった。高齢者が利用する際の利便性を考え、タクシーチケット事業が実施されているが、利用者は目標数に対して少なく、兼久海浜公園の利用促進と同様にさらなる広報活動が求められている。特に、タクシーチケットの利用状況について、実施結果の分析に向けた取り組みが進められているが、来年度に向けた対象者の見直しも必要とされている。
また、かでな文化センターの活用についても言及があり、様々なイベントが成功を収めている一方で、整備や利用促進に向けた積極的な情報発信が求められた。さらに、道の駅かでなは大規模リニューアルが行われており、造成工事が進行中である。白龍の撤去についても議論され、道の駅としての存在意義をさらに高める取り組みが期待される。
最後に特定健診についての質疑があり、直近の受診率が39.1%と報告された。今後の取り組みとしてナイト健診の結果説明会の実施とともに、受診率向上に繋がる施策が求められる。特に、県内の健康ポイント制度の導入に関しても意見が寄せられたしており、関係者が連携し柔軟に対応して行く必要が強調された。