令和3年第2回嘉手納町議会定例会が開催され、議員たちから基地問題や経済的な支援策についての重要な議論が行われた。
特に注目されたのは、航空自衛隊による嘉手納基地の共同使用に関する意見書と決議が提出されたことである。発議第24号と25号は、共に航空自衛隊による訓練が町民に与える影響を懸念し、騒音や悪臭の問題を指摘した。
當山均議員は、「三連協は訓練中止を求めたが、無視されている」と述べ、町民に与える負担の大きさを強調した。また、「嘉手納基地の機能強化が進むことで、共同訓練が恒常化する危険性がある」とも述べ、訓練の激化を懸念する意見が多く寄せられた。議員たちは、日米両政府に嘉手納基地の負担軽減を速やかに求める姿勢を示した。
また、当日の議論では、日常的な生活支援策についても意見が交わされた。特に、経済的に厳しい状況が続く中で、町独自の経済支援策の実施が求められた。花城勝男議員は、コロナ禍における町民への支援の必要性を訴え、具体的に独自の生活支援等予算の提案をした。
このように、議会では基地問題や経済支援策の協議がされ、嘉手納町民の声を反映した施策の重要性が確認された。議員たちは、今後も町民の生活環境を守り、負担を軽減する方向で努力していく意思を示している。