令和4年度嘉手納町議会臨時会が開催された。
11月15日、嘉手納町議会において臨時会が開かれ、補正予算の審議が行われた。
議題は、令和4年度嘉手納町一般会計補正予算(第5号)および会期の決定であった。
企画財政課長の我謝治彦氏が補正予算について述べた。それによれば、価格高騰に伴う支援経費を計上しているとのことだ。
民生費においては、価格高騰緊急支援給付金および子育て世帯応援給付金の給付事業が含まれている。
また、歳入歳出それぞれ1億5,008万4,000円を追加し、総額は113億3,961万6,000円となるという。
この補正予算の詳細も発表された。歳入では地方交付税と国庫補助金が大きく増加している。特に国庫補助金は1億4,698万7,000円の補正が行われることが、補正の主要なポイントとなっている。
歳出も相応に増加し、社会福祉費や児童福祉費が大きな部分を占めている。
質疑では、安森盛雄議員が給付金の支給タイミングについて質問した。これに対し、子ども家庭課長の金城博吉氏は、12月中に振り込みを行う意向を示した。
しかし、他の家庭への給付については、年を跨ぐ可能性があると付け加えた。
宇榮原京一議員からはシステム改修費用についての質問もあった。福祉課長の名嘉義広氏からは、過去の給付金とは異なる様式のため、改修が必要であると回答された。
最終的に、議案第27号は原案の通り可決され、臨時会は17時前に閉会した。議長の仲村渠兼栄氏は、今後も地域住民の福祉向上に向けた施策を進めていく意向を示した。この補正予算は、その取り組みの一環と位置付けられる。