令和4年9月8日、嘉手納町議会で定例会が行われ、様々な議題が浮上した。近年の嘉手納町の課題には、道の駅かでなでの来館者数の増加や公共施設における温水洗浄便座の設置状況、また児童館の必要性についての議論があった。
特に道の駅かでなに関して、嵩原妙子議員がそのリニューアル後の来館者数の増加と、駐車場の必要性について質問。産業環境課の上地康夫課長は、リニューアルオープン後、来館者数が2万7,455人から4万5,755人に増加したことを強調し、安全対策の重要性を認識していると述べた。また、駐車場の確保についても検討しているとした。
次に、帯状疱疹ワクチン接種に関する質問があり、民間における接種の推進や助成制度についても議論された。町民保険課の仲宗根さゆり課長が、帯状疱疹ワクチンの効果や接種の重要性、他市町村での助成制度の実施状況を回答。町長は、今後の検討の進展を約束した。
さらに、自主防災についても言及があり、西浜地区における行政無線の聞き取りや、戸別受信機の設置状況が報告された。港湾区域の防災カメラの設置については、現状での有効性を示しながらも、リアルタイム情報提供の必要性が指摘された。
議会では、地域住民のニーズを重視し、今後の施策に活かす姿勢が求められた。議員たちは町民生活の質を向上させるため、地域に根ざした施策の実施を強調した。