令和4年第20回嘉手納町議会定例会が開催され、議題として健康ポイント制度や給食費、ワクチン接種に関する質問が上がった。
特に健康ポイント制度については、9番新垣貴人議員が町民の健康増進を目的としたインセンティブ事業の必要性を訴えた。仲宗根さゆり町民保険課長は、近隣市町村の取り組みを参考にしながら、「町民が自主的に健康づくりをすることでポイントを付与するスタンプラリー方式の制度を検討している」と述べた。
また、給食費についての質問も行われた。新垣議員は、物価上昇の影響を受けている給食費の安定的な供給を求め、現状の質と量を維持するための公費負担の増額についても提案した。金城睦和教育総務課長は、物価が上昇していることを認識しており、必要に応じて予算の増額を検討する意向を示した。
コロナウイルスワクチン接種事業に関しては、仲宗根保険課長が細かな業務委託内容を説明し、ワクチン接種に伴う必要な措置を挙げた。特に「接種後の観察が重要だ」と説明し、町民の健康を守るための取り組みを強調した。
さらに、家賃補助や空き家対策なども議論され、町長や各課長がそれぞれの見解を示し、特に空き家の状態や管理への取り組みが進むことが期待される。
自治会長の待遇改善についても提案があり、金城総務課長は「地域のニーズを踏まえながら、今後の待遇改善を検討する必要がある」と応じた。加えて、町立幼稚園における弁当持参についても保護者の意向を確認する必要があるとされ、今後の進展が注目される。