令和3年第9回嘉手納町議会定例会が、12月9日に開催された。会議では、一般質問が行われ、各議員が嘉手納町の課題について議論を交わした。
まず、古謝友義議員が新型コロナウイルスの影響に言及した。今後のイベント開催について、参加人数の制限撤廃や自治会主催イベントでの「ワクチン・検査パッケージ」の活用について質問し、金城悟総務課長は、現状では人数制限を設ける場合が多く、未定なものもあると回答した。また、イベントに関する状況の把握を進める方針を示した。
次に、農家の支援策についても取り上げられ、農協の購買部門が移管されたことによる影響について、上地康夫産業環境課長は、支店の移管が農家へのサービス低下を抑えるために必要であると話した。また、今後のなどにも言及され、支援策の重要性が強調された。
次に、軽石問題についても議論が交わされた。上地康夫産業環境課長は、軽石が漁業活動に影響を及ぼす可能性があることを認識しているとし、今後の対応策については、県との連携を強化していきたいと述べた。
さらに、嘉手納公園整備計画についても言及された。天久昇都市建設課長は、整備計画が遅れている理由として、用地物件の移転が困難であることを挙げ、早急な対応を求めた。議員からは、使われていない広大な敷地を地域に開放し、多くの人に利用してもらうことが必要だという意見が出された。
また、志喜屋孝也議員がごみ問題について質問した。今後のごみ処理に関するビジョンとして、トンネルコンポスト方式の導入可能性が示唆された。この新しい方式では、環境に配慮しつつ廃棄物を利用する方法として期待されている。
観光振興の観点では、道の駅リニューアル後、観光誘致の取り組みが必要であるとの意見が出された。新垣貴人議員は、観光ガイドの育成を続ける重要性を指摘し、観光資源のさらなる開発を促した。
このように、さまざまな課題が提起され、即時対応が必要な状況が浮き彫りとなった会議であった。今後も、議会を通じて地域のニーズに応える努力が求められる。