令和4年3月7日に開催された第12回嘉手納町議会では、さまざまな議案が審議された。
本会議で特に注目されたのは、令和4年度嘉手納町一般会計予算である。福地義広議員(2番)は、国有提供施設等所在市町村助成交付金について質疑を行った。昨年度比400万円減となった理由に関して、具体的な詳細を求めた。我謝治彦企画財政課長は、前年の実績を踏まえ予算化しており、試算が難しいことから前年度見込み額をベースにしたと説明した。
また、花城勝男議員(5番)は、社会保障・税番号制度事業費補助金の増額理由を尋ねた。町田優町民保険課長は、制度変更に伴う新ソフトの導入費用が含まれていると回答した。
議案第53号の令和4年度嘉手納町国民健康保険特別会計予算案については、宇榮原京一議員(6番)が一般被保険者第三者納付金について質問し、国保の保険証を不適切に使用した際の返納金についても詳しい説明を求めた。町田優町民保険課長は、国保加入者が交通事故等により医療費を立替えた場合、求償を行うと述べ、それに基づく納付金であることを確認した。
さらに、教育費については、石嶺邦雄議員(15番)が学校備品購入に際し、全体の予算計上の意義を問い、金城睦和教育総務課長は老朽化した備品の交換が目的であると回答した。
最終的に、全議案が各常任委員会に付託されたとの報告がなされた。本日はこれにて散会となった。