令和2年8月13日、嘉手納町議会は第46回臨時会を開催した。主な議題は、米軍のF-15戦闘機の部品落下に関する意見書と抗議決議であった。
当議会では、発議第11号と発議第12号として、それぞれ意見書と抗議決議が提出された。この事故については、長さ約17.8センチ、重さ約3.6キロの部品が飛行訓練中に落下した。安全確保が求められる状況である。
當山均議員は、発議の趣旨説明を行い、「米軍機による部品落下事故は多発しており、住民の安全を脅かしている。事故発生から迅速な情報提供が行われず、住民の不安を助長している」と強調した。
また、花城勝男議員は、今回の事故の重大性を訴え、「戦闘機による墜落事故のリスクを考えれば、空の安全を脅かす訓練を続けることは許されない」と述べ、早急な対応を求めた。
議会は提案された意見書と抗議決議を一括して審議し、最終的には全会一致で採択した。基づいて、米軍に対し再発防止策を講じること、飛行訓練の中止を求める内容が盛り込まれた。この動きは県内外の関係機関に対して強いメッセージを発信するものである。
議会の閉会後、議長の徳里直樹氏は、「今回の決議を踏まえ、地域住民の安全が確保されるまで意義ある提言を続ける」とコメントした。