令和3年12月14日、嘉手納町議会第9回定例会が開かれた。議題では、主に基地問題や新たな条例について議論された。
特に、嘉手納基地におけるヘリ用新格納庫建設計画に対しては、意見書が提出された。
これに対して「私たちの生活環境が脅かされている」との強い声が議員から上がり、建設の影響について真剣に議論された。
請願が提出された背景には、基地周辺の住民が抱える騒音問題や安全性に関する懸念がある。
また、MV-22オスプレイからの水筒落下事故についても、抗議の意見書が議論された。これらの問題は住民生活にとって重要な関心事であり、議員たちがその因果関係を踏まえた議論を進める必要性が強調された。相次ぐ基地関連の問題に対し、「何らかの具体的な措置が必要」「改善は急務である」との意見が多く出された。
さらに、議案の中でも注目を集めたのは、令和3年度嘉手納町一般会計補正予算についてである。
補正予算の内容に関しては「将来的に人口減少が予想される中での施策が必要」として、住民の生活環境改善を目的とした提案が議論された。
また、軽石の漂流問題や通年にわたる環境問題に対応する方策も求められた 注。
嘉手納町における電子機器の導入が進む中、通信網の整備による生活の質向上が期待されている。議員たちは「これを契機に新しい生活様式を目指したほしい」と述べ、未来への構想を語った。
このて今回の議会では、基地関連の問題が重視され、それに伴う住民生活への影響が焦点となった。さらに、課題解決に向けた具体的な手段についても真剣に考慮する必要があるとして、本会議は閉会した。