令和2年12月10日(木)、嘉手納町議会において第50回定例会が開かれ、議員たちがさまざまな課題について議論した。
まず、婚姻や出生届に関するサービス提供については、仲村渠兼栄議員が当山町長の取り組みを評価し、柔軟な対応の必要性を訴えた。町長は、婚姻届出の際に町長室での記念撮影の希望があれば、日程次第で応じる可能性を示唆した。また、特定不妊治療助成についても一定の成果が報告され、さらなる支援の必要性が強調された。この助成は、県内では早い段階で実施され、嘉手納町の人口増加につながることが期待されている。
次に、嘉手納基地からの騒音問題について、町長は基地運営に関する苦情や改善要望を国や県に直接伝える努力をしていると説明した。特に、基地から発生する騒音や悪臭の影響で町民が困っている状況を強調し、その解決に向けた取り組みを続ける意向を示した。
また、交通安全に関する施策が議論され、年末年始の交通安全運動が紹介された。西浜区からは外国人による交通事故や安全運転の啓発を求める声が上がり、この問題に対して徹底した対応が求められていることが報告された。
最後に、タクシー利用助成やロタウイルスワクチン接種助成に関する提案も浮上し、特に高齢者や障害者を支援するための助成制度の重要性が再確認された。町としては、これらの施策を積極的に周知し、町民のニーズに応えていく姿勢を示した。これにより、地域住民が安心して生活できる環境を整えるための基盤作りが進められることが期待されている。