令和元年第30回嘉手納町議会臨時会が、7月30日、町議会議場で行われた。
今回は、主にCV-22オスプレイの飛来に関する意見書と決議が議題に上がった。特に、當山均議員が「嘉手納町議会は、CV-22の飛来を一時たりとも認めないという立場である」と強調する場面があった。
当議会では、意見書と決議案が提出された背景には、7月22日に米軍所属のCV-22オスプレイが嘉手納基地に飛来した事実がある。この飛来に対し、町民からは騒音の激化や墜落リスクへの懸念が多く述べられている。當山議員は、飛来したCV-22が数回目であり、常態化することへの危惧も表明した。
今回の決議では、意見書で「CV-22オスプレイの飛来を中止すること」や「県内訓練場使用計画の撤回」を求めており、町民の生命や財産、安全を守る姿勢が明示されている。賛成意見に立った新垣貴人議員も、「嘉手納町民は常に危険と隣り合わせの環境で生活を余儀なくされている」と述べ、その重要性を訴えた。
また、議題には令和元年度比謝川大橋耐震補強工事や西浜区学習等供用施設建替工事に関する請負契約についても、可決された。特に、これらの工事は地域のインフラ整備維持や活性化に寄与するものと期待される。今後もこのような重要な議題を議論し続けることが、町の発展に繋がると考えられている。
最後に、議長は「本日のすべての日程を終了した」とし、臨時会を閉会した。議会では引き続き、町民の意見を尊重した政策立案が求められるだろう。