令和5年8月14日、嘉手納町議会臨時会が開催された。
本会議では、議案第12号および第13号が審議された。
議案第12号は、第三保育所の旧園舎解体工事の請負契約についてである。町内業者に指名競争入札が実施され、契約金額は5,225万円となっている。事業の概要は、第三保育所の新設に伴い、旧園舎および園庭の解体を行うもので、工期は約4ヶ月を見込んでいる。仲宗根さゆり子ども家庭課長は、解体に際しての樹木や遊具の利活用計画について質疑に答え、全額町単費で執行されることを強調した。
議案第13号では、同保育所のための備品取得について説明された。取得予定の価格は1,503万7,000円で、内容は園児用椅子、テーブル、遊具など890品目に及ぶ。今回の購入は特定防衛施設周辺整備調整交付金を活用し、100%補助金が充当される予定である。また、入札に関しては町内の5社に指名を行い、請負比率は95.2%としている。質疑において、田崎博美議員からは、古い備品のリサイクルについての意見が述べられ、課長は安全性を重視した処分を行う意向を示した。
開会当初から円滑に進行した本臨時会だが、出席議員からの質疑が多く、特に樹木や備品の処分とその後の対応についての詳細な説明が求められた。仲宗根課長は、樹木の一部は移殖の予定がないとし、旧園舎の解体に伴い伐採されることを説明した。また、解体工事の進捗に関しても随時報告を行う考えを示した。最終的に両議案は賛成多数で可決された。
会議は午後10時37分に閉会し、翌日の業務に向け準備を整えることとなる。議員たちは今後の進捗を見守る姿勢を示した。