令和2年3月27日、令和2年第3回東村議会臨時会が開催された。会議では、複数の議案が審議され、全会一致で可決された。
最初に会期の決定が行われ、本日のみとすることに異議がなかった。続いて村長の當山全伸氏が、提案理由の一括説明を行った。東村会計年度任用職員の給与に関する条例改正をはじめ、令和元年度一般会計補正予算など、計4つの議案が提示された。特に、議案第21号では、単純労務職の給与表の追加が施行され、多くの職員が今後の給与適用において恩恵を受ける見込みである。
質疑の中で、宮城準議員は単労職の職階級について疑問を呈し、2級を必要とする職員の数に関して疑念を示した。これに対し、総務財政課長・宮城調秀氏は、将来的な技術職に対する必要性を強調した。また、コミュニティバスの運転手の給与についても質問が上がり、現状の金額が維持される見通しが示された。
議案の採決では、議案第21号が全会一致で可決され、その後も議案第22号から第25号までの各議案が次々と承認された。特に財産取得に関する議案第25号では、東村多目的運動公園整備に必要な国有地の取得が進められることが確認された。
さらに、副村長の選任に関する同意第3号も提案されたが、これに関しては賛成票が2票、反対票が5票で否決された。反対を表明した議員は、人事案件における適切な過程や公平性が考慮されていないと主張し、賛成者の意見とは対照的な見解を示した。最後に、議会の運営に関わる条項の整理が議長に一任され、会議は無事に閉会した。