令和元年第11回東村議会定例会が12月16日に開かれ、多くの議題が挙げられた。
特に注目を集めたのは、小学校統合に関する議論である。比嘉重範議員は、統合に向けたアンケート結果や費用面の見直しを求めた。
村長の當山全伸氏は、アンケート調査は実施していないと回答した。また、「地域の状況は変化しており、改めて総合的な判断が必要」と強調した。高江小学校の維持管理費についても具体的な金額が示された。
さらに、伊佐真次議員は高江農道への工事車両の通行問題を提起した。村長は沖縄防衛局に確認を行い、工事車両が農道を通行しないよう指導する意向を示した。村民の安全を確保する努力が必要であると述べた。
また、神谷牧夫議員は中学校の統合について質問を行い、アンケート調査の実施状況について触れた。教育長の比嘉一之氏は、アンケート調査は実施済みで、統合後の生徒や保護者からのポジティブな意見が多いことを示した。
議長の港川實登氏は、午後の再会議を告知し、議論の続行を指示した。今後の教育方針や地域振興など、議会内外で熱心な議論が交わされる重要な会議であった。