令和2年第2回東村議会定例会が開催され、多岐にわたる議題が討議された。議会では、後継者育成センターや新規就農者の育成、介護サービスの見直しが重要事項として浸透している。特に、後継者育成に関しては、村長の當山全伸氏が現状の農業振興を発展させるために必要性を強調した。今後の課題として、農協との調整に時間を要する可能性があるが、地域の後継者育成は東村の未来に非常に重要な要素である。
次に、水産物の村内販売体制も話題になった。この点については、国頭漁業協同組合との意見交換が行われ、漁港で水揚げされた水産物の販売方法に関する議論が続いている。漁業の現状を考慮し、村内の直売所を活用する計画が進められている。今後、販売促進が更なる地域活性化に寄与することが期待されている。
また、村内介護サービスに関しても注目された。介護予防事業を実施する「あがり」が廃止されることが決定し、その影響が懸念されている。一心福祉会の施設移転のニュースは、多くの高齢者にとって心配の種であり、村としては新たな施策を早急に検討しなければならない。
環境対策も重要な議題であり、臭気調査については、昨年10月に実施されたが、2回目の実施は豚コレラの影響で見送られた。今後、待機している関係者に対する説明や継続的な調査の必要性についても議論がなされる予定だ。