令和4年8月29日に、東村議会で臨時会が開催された。
本臨時会では、議案第34号「慶佐次湾のヒルギ林遊歩道整備工事(令和4年度)」の請負契約について審議された。議案は原案通り可決され、総工費は約2億6,106万円とされ、工期は令和5年3月10日までを予定している。
村長の當山全伸氏は、契約の必要性について説明した。具体的には、「議会の議決に付すべき契約及び財産の取得または処分に関する条例に基づき、議会の議決を求めるものであります」と述べた。工事は、東村ふれあいヒルギ公園内の遊歩道を再建するもので、耐久性が高い部材に変更される予定である。
議案について質疑も行われた。仲嶺眞文議員は、基礎部分についての対応を問うたところ、企画観光課長の又吉一樹氏が「今回の工事では基礎に触れず、上部のみの再建となります」と答えた。また、高低差についても現状のままとなることが確認された。
その他、遊歩道の一部が老朽化のため通行止めになっていることも話題に上り、今後の利用計画についても議論された。伊佐真次議員はノグチゲラの生息地としても価値があるため、通行可能にすることについての提案を行った。
企画観光課長は「今後の利用状況を勘案し、必要があれば検討したい」と述べ、議会は各意見を尊重する姿勢を示した。
質疑終了後、議案第34号は全会一致で可決され、臨時会は終了した。議長の港川實登氏は「全ての審議が終了した」と宣言し、10時20分に閉会した。臨時会の会議録は、責任を持って署名された。