令和4年第8回東村議会定例会が9月14日に開会し、9日間にわたり施行される。議題として、一般質問と行政からの報告が中心となっている。
特に注目されるのは、宮城準議員による農業振興に関する質問である。農業を支える肥料価格の高騰が続き、村としての対策が問われている。宮城議員は、「国の計画を利用するのも重要だが、村独自での緊急対応も考えるべきだ」と訴えた。これに対して、村長の當山全伸氏は、国の支援策を活用しつつも、農業委員会と連携して耕作放棄地の調査を進める意向を示した。
交通安全対策に関する質疑も行われた。伊佐真次議員は増加する交通事故に懸念を表明し、看板設置や標語の導入を提案した。當山村長は「看板設置について、警察など関係機関と協力して進める計画である」と述べた。特に米軍車両の速度問題に関して、村民の安全を確保するための具体策が求められている。
行政一般報告では、交通を含む安全対策や、新型コロナウイルス対策などが紹介され、新型ワクチン接種の進捗や地域活動の計画が継続的に進行中であることも触れられた。村営住宅の使用料滞納問題については、厳しさが増していることが概要され、法的手段を視野に入れた対応が必要とのことであった。