令和5年12月12日、東村議会は第10回定例会を開催した。
今回の議会では、一般質問として、農業の鳥獣被害や職員評価制度、新たな評価基準について議論が交わされた。
特に注目されたのは、鳥獣被害対策の進展状況である。
福永政也議員は、宇出那覇川の浚渫と草木の撤去に関する危機的な状況について言及した。
議員は、農業に大きな影響を及ぼしているイノシシやカラスの被害報告をし、今後の対策を村に問いかけた。村長の當山全伸氏は、浚渫計画や草木の定期的な管理を進める意思を示し、村民の安全確保を約束した。
また、宮城毅議員は無電柱化推進協議会の発足及びその影響について質問した。
村長は、無電柱化の取り組みが開始されたことを報告し、地域の安全性向上と景観改善に寄与する計画があることを説明した。
その中で、村民の理解を得てさらなる進展を果たす意義を強調した。
加えて、職員の人事評価について議論が行われた。
宮城準議員は、評価基準の標準化や会計任用職員の評価が必須である点を指摘し、その実施の進捗について尋ねた。村長は、より公正で透明性のある評価制度を通じて公務員の責任感や職場の活性化を図る意図を伝えた。
この定例会では、鳥獣被害防止対策や職員評価制度の充実に関する議論が目立った。
村執行部は農業振興や地域の安全性向上に向けた具体的施策を示すことで、今後の村民の理解と協力を図りたいと考えている。今回の議会の内容は、地域社会の未来に向けた重要なステップであると言えるだろう。