令和3年第4回東村議会定例会が6月11日に開会した。
本会議では各議題が上程され、議長による報告が行われた。議長の港川實登氏は、先月の沖縄振興拡大会議や北部町村議会理事会への参加を報告した。
次に、一般質問に移り、伊佐真次議員が北部訓練場の現状について厳しい質問を行った。特に、訓練場の近くにおける環境保護や動植物への影響に関して村長の當山全伸氏から回答を求めた。
「ヘリパッド周辺に植生した貴重植物は、全体で76株の生存率は86%」と報告され、成功率については若干疑問視された。議員たちはこの問題の徹底した再調査を求める考えを示した。
その後、出産祝金に関する条例の改正案が提案された。
村長は「第1子が10万円、第2子が20万円、第3子が30万円に増額され、安心して子育てできる支援を強化するための一環」と説明した。
また、定住促進住宅の状況についても議論が交わされた。有銘区や慶佐次区の空き状況が確認され、議員からは「お試し移住の施策を」との提言もあった。
さらに、新型コロナウイルスのワクチン接種状況についても報告され、高齢者の接種率が74.7%と明かされ、地域の感染症対策が評価された。
最後に、議案第26号から第28号までの補正予算が審議され、特に出産祝金や水道事業に対する予算が重点的に取り上げられた。今後の会議ではこれらの案がさらに詳細に議論される見通し。