令和3年第5回東村議会臨時会が8月10日、東村議会議事堂で開催された。
本会議では、議会の会期が本日の1日間と決定された。議長の港川實登氏が開会を宣言し、会議録署名議員として伊佐真次氏と仲嶺眞文氏が指名される。提案理由の一括説明には村長の當山全伸氏が登壇し、議案29号の慶佐次団地建替工事の請負契約、議案30号の令和3年度一般会計補正予算の内容を説明した。
特に慶佐次団地建替工事の請負契約については、建設環境課長の金城幸人氏が詳しい説明を行った。契約金額は1億6,292万1,000円で、落札率は約90%となっている。工事は昭和58年度に建設された団地の建替えを目的としており、新たに二階建ての1棟8戸を整備する内容である。質疑において、議員の神谷牧夫氏から前年度建て替えた高江団地との比較が求められ、建築費用が約11%増加している背景について金城氏が労務単価や建築資材の高騰が影響していることを説明した。
議案30号に関する総務財政課長の宮城調秀氏の説明では、歳入歳出にそれぞれ1,040万2,000円を追加する内容が示された。これにより、歳入歳出予算の総額は33億4,355万8,000円となる。特に、民生費や衛生費の補助金増額が重点的に扱われ、コロナ関連のワクチン接種状況も報告された。接種対象者1,594名に対し、73.4%の方が接種を終え、最後の接種が行われるとのことです。
また、生活支援特別給付金に関しては対象世帯が41名から67名に増加し、幅広い支援が実現されると確認された。質疑を経て、全ての議案が全会一致で可決された。最後に、議長が今後の整理内容を議長に一任することを宣言し、閉会を告げた。議会は11時08分に終了した。