令和元年第7回東村議会臨時会が開催され、二つの重要な議案が可決された。
本日の臨時会は令和元年8月14日午前10時から始まり、議長の港川實登氏が開会を宣言した。
最初に議題とされたのは「議案第38号 村民の森つつじ園屋外ステージ建築工事請負契約について」である。企画観光課長の平田尚樹氏は、屋外ステージ建築工事の予算として6,325万円を予定していると説明した。
本工事は、つつじ園の児童公園を屋外ステージに改修するもので、随意契約の手続きを要した経緯についても触れられた。既存の入札が全社辞退したため、工事の遅れを避けるために随意契約に移行したとのこと。工期は令和2年2月末を見込んでおり、今年度のつつじ祭りに影響はない見通しだ。
次に、議案第39号「令和元年度東村一般会計補正予算(第3号)」が議題に上がった。総務財政課長の宮城調秀氏は、29億1,795万6,000円の範囲内で調整が進められていること、また台風などの災害対策に必要な財源を確保するため、保険料52万8,000円の増額を行うことを報告した。災害時の食料支給や避難所での対応に保険金が支払われるため、重要な施策として強調された。
さらに、質疑応答にも多くの議員が参加し、工期管理や財源活用について意見が交わされた。特に、教育課長の上原朝文氏が言及した学校の安全対策や、農林水産課長の宮田健次氏が説明した漁港関連の工事についても、不安の声が上がった。
議案はすべて、質疑応答を経て全会一致で可決された。議会内では、さらなる村民の利便性向上を目指し、今後も緊急対策を進めていく方針が確認され終了した。議長の港川氏は、「村の発展に向けて協力をお願いしたい」と述べ、会議を締めた。