令和2年3月24日、北谷町議会は第495回定例会を開き、重要な議題が審議された。この会議では、特に令和2年度北谷町一般会計予算に関する議論が多くの関心を集めた。
最初の質疑では、野国昌春町長が、砂辺馬場公園の遊具改修工事契約変更について、自ら専決処分を行ったことを報告し、契約額の変更について説明した。具体的には、原契約額から103万8千400円の増額を行い、契約後の累計額は7千489万7千900円に定めた。
続いて、令和2年度北谷町一般会計予算について、友利勉総務財政常任委員長が、予算の審査経過を報告した。予算案は、前年度比を含めた詳細な歳入歳出に基づいており、町民税の増加、固定資産税の見込み、軽自動車税の増加などが主なポイントで、特に用地取得に伴う支出の懸念も表明された。
本会議ではまた、県と沖縄の医療格差に関する陳情も重要な議題として取り上げられた。心臓移植が必要な患者にとって、本土での受診を余儀なくされる現実が指摘され、経済的な負担、特に滞在居住費に対する支援制度の必要性が訴えられた。さらに、こども医療費助成制度の早期拡充を求める意見書も提出され、子どもの医療へのアクセスの改善が求められた。
これに加え、町単位で支援体制の構築が急務であることが強調された。特に、医療費助成による経済的負担の軽減が求められ、全国的な医療サービスと比較して沖縄の遅れが問題視されている。