令和4年6月20日、北谷町議会では定例会が開催され、さまざまな重要課題が議論されました。
中でも交通安全に関する信号機設置の要望が特に注目を集めました。友利勉議員は、"東洋飯店前交差点"での事故が多発していることを指摘し、信号機の設置を強く訴えました。これに対し、西田由紀総務部長は、交通事故防止のための対策として既に一時停止標識や路面標示を設置したと説明。過去3年間の事故件数は、令和元年度が13件、令和2年度が18件、令和3年度も18件とのことです。さらなる対策として、信号機設置の必要性について沖縄警察署に上申していることも述べました。
次に、公衆トイレの設置についても意見が交わされました。友利議員は、フィッシャリーナ地区の交流広場への設置を求め、渡久地政志町長は必要性を認識していると答えました。町長は、設置方法や維持管理の方式を今後検討すると述べ、町民と観光客のニーズに応えたい意向を示しました。
さらに、教育関連の質疑も行われ、教師不足や教職員の過重労働について深刻な問題が指摘されました。原田利明教育長は、本町における教員の未配置状況や、臨時教員の増加について報告し、教員一人当たりの年休取得状況も案内しました。特に実施中の改革が求められているのは、教員の負担軽減に向けた取り組みが重要であるとの見解が示されました。
また、保育士の待遇改善についても議論され、前原さゆり子ども家庭課長は待機児童の状況と、処遇改善策について説明しました。現在の待機児童は2名であり、95名の定員割れがあることが明らかになりました。
最後に、ボランティアの協力で行われる有機フッ素化合物の血中濃度調査も報告され、これは地元の健康問題解決に寄与する重要なステップとされています。