令和4年第526回北谷町議会定例会では、さまざまな重要な議題が議論された。
特に注目を集めたのは、喜友名朝哲議員による一般質問である。
喜友名議員は、ゴールデンウイーク中の安良波公園での子供の行方不明事件について感謝の意を表し、施設管理や防犯体制について尋ねた。
渡久地政志町長は、防犯カメラが安良波公園に9台、北谷公園に12台設置されていることを明らかにした。さらに、防犯灯も安良波公園に97基、北谷公園に134基が設置されていることが確認された。
また、警備員による巡回が行われており、ビーチ監視員がビーチの安全を監視していることも強調された。
次に、喜友名議員はペットの管理についても質問した。
町の公園における犬の散歩時の注意看板の設置数や内容については具体的な数値が提示され、現在、看板は英語と日本語で表示されているが、設置場所が不足していることが指摘された。
町側は、今後適切な場所に看板を追加設置し、巡回警備の強化も図る意向を示した。
喜友名議員からは、西海岸改良事業についての提案もあり、新たな観光スポットとしての橋の建設が議論された。渡久地町長は、事業性が難しいとの見解を示したものの、町民や民間によるアイデアを重視していく意向を明らかにした。
教育部においても、新型コロナウイルスの影響による学習の遅れを補うための施策が検討されており、タブレットを活用したオンライン授業や、補習授業の実施が行われている。
新垣千秋議員は、保育支援システム導入後の研修計画を求め、研修の必要性が認識されていることが示された。
また高齢者福祉に関する施策も言及され、見守り施策としてのふれあいコール事業や、地域での支援体制が整えられていることが報告された。
最後に米軍基地問題では、外来機の飛来状況について議論があり、渡久地町長は基地問題に対する一体感の重要性を訴えた。黙過することなく、議会と連携し、基地から発生する問題に対する姿勢を強調した。
今後も北谷町の発展と平和の維持に向けた取り組みが続けられることが期待される。