令和3年12月22日、北谷町議会の定例会が行われ、町立博物館建設やヤングケアラー問題、18歳未満の医療費無償化について重要な議論が交わされた。
議会では、町立博物館の建設に関する進捗と予算について主に焦点が当てられた。玉那覇淑子議員は、博物館建設に関する具体的な方針や政府の支援策について質問した。渡久地政志町長は、博物館建設に向けての決意を示し、「町民の信任を受けた以上、計画を確実に進めていく」と強調した。博物館の開館を2023年度末に予定しており、地域の歴史や文化を広くPRする拠点となることが期待されている。
また、ヤングケアラー問題についても議論され、実態把握が必要であるとの意見が多く出された。教育長は、県が実施した調査を基に学校での支援を強化する方針を示し、小学生を対象とした支援策の検討も進めていく考えを述べた。具体的な支援方法や調査の実施についても言及し、教育現場とも連携を図る意向を示した。
さらに、玉那覇議員は18歳未満の医療費無償化についても質問。町長は、令和4年10月から中学生までの医療費無償化を実施する計画であり、全額町が負担することを確認した。この医療制度は子育て世代の支援につながる重要な施策であるため、町民に対しても積極的に周知していく計画だ。
こうした中で、町は今後も地域の実情に合った政策を打ち出し、町民の期待に応えていく方針を改めて確認したと伝えられた。