令和5年7月20日に北谷町議会の臨時会が開かれ、重要な議案が可決された。
この会議では、4つの主要事項が議論され、特に浜川漁港の改修工事に関しての議案が注目を集めた。
渡久地政志町長は、浜川漁港第一突堤と船揚場(1)改修工事の契約について、契約金額が1億4570万2700円であると報告。契約先は、座波建設株式会社であり、入札によって選定された。
この工事は、漁業従事者に向けた施設の利用改善を目的としており、工期は契約日から約8か月を見込んでいる。
具体的には、スロープの延長や新たな突堤の築造が予定されており、漁港内の利用効率を高める計画であるという。さらに、田仲康児建設経済部長は、工事費の内訳について、国と県からの補助金が合計約70%を占めていることを説明した。
また、質疑応答の中では、高安克成議員が業者選定基準に対して疑問を呈し、町内業者の優先度について指摘した。川満章秀都市計画課長は、町内企業育成の観点からも町外の業者を選ぶ必要があったと回答。議会内の議論が続く中で、地元企業への還元が議員の共通の願いであることが強調された。
さらには、北谷中学校校舎解体工事契約の変更も報告され、教育施設の充実が狙われていることが強調された。
このように臨時会での重要な決定が、地域のインフラや教育環境の向上に向けた一歩となることが期待される。