令和5年6月20日、北谷町議会では第533回定例会の一般質問が行われ、保育士不足、待機児童、そして新たな子育て施策が重要な課題として取り上げられた。
喜友名盛充議員は保育士不足について質問。現時点で町は18人不足し、保育士確保が急務であると説明。しかも、保育士不足は県全体の共通課題であり、根本的な解決が進んでいない。そのため、町は賃金や業務負担の改善に努めているものの、依然として保育士数に見合った入所が難しいという現状がある。
待機児童については、1歳児が8名、2歳児が19名、3歳児が3名の計30名が待機しており、特に保育士の確保が大きな影響を与えている。町は早急に必要な対策を講じる必要性があると強調。このような状況は町民に負担を強いるものであり、さらなる対応策の検討が求められている。
また、若い妊婦の支援についても言及され、沖縄県が設置する計画に町も寄与する意向を示した。この政策は地域全体の妊婦支援の向上を図るものであり、町の独自の支援を加速させる方向で進める必要がある。
スポーツ振興の観点から、町内のスポーツ少年団の活動人数が令和元年度と比較して減少している件も取り上げられた。特にクラブチームへの参加が増加していることが背景にあるようで、今後は一人一スポーツの普及を強化する必要がある。これに対して、町は児童向けのスポーツ教室を開催するなど、新たな取り組みを進める方針だ。このような施策は、地域の子どもたちに健康的な生活を促進し、スポーツへの興味を引きいけるものである。
加えて、保健衛生課の浜元盛仁課長もコミュニティバスの利用促進について言及した。デマンド型交通の効果を強調し、今後も町民のニーズに応えながら運行を続けていく考えだ。