令和元年11月1日、北谷町議会は臨時会を開き、米軍人による道路交通法違反や嘉手納基地周辺の騒音被害、MC-130J特殊作戦機からの部品落下事故に対する抗議決議と意見書を可決した。これらの決議は、住民の安全や生活環境の改善を目指したものである。その中で、照屋正治議員は、最近の道路交通法違反事件について強い懸念を表明し、「米軍人による違反が何度も続いており、町民の安全を守るためにも、厳重な抗議が必要だ」と述べた。
また、米軍嘉手納基地における軍用外来機の飛来による騒音問題については、玉那覇淑子議員が、「最近の騒音レベルは、住民に深刻な影響を及ぼしている。今後も関係機関に対し抗議を続けていく必要がある」と指摘した。議会はこの声を受け、騒音被害に対する抗議決議を採択した。
さらに、MC-130Jからの部品落下事故についても言及され、住民の不安を解消するために米軍に対して厳格な情報提供と再発防止策を求める意見書が議決された。このような連続する米軍による問題に対して、議会は一丸となって圧力をかける意向を示した。
併せて、令和元年度桑江伊平地区の公園整備工事及び奈留川排水路の改修工事など、地域の公共工事が報告され、今後の地域活性化に期待が寄せられた。今後も北谷町の議会が地域住民の安全を第一に考え、公共事業を進める姿勢を貫いていくことが求められている。