令和4年10月12日、北谷町議会の定例会にて、子育て支援の拡充が述べられた。特に学校給食費の無償化について、渡久地政志町長は予算の見込み額を明確にし、町民に必要な意義を語った。
教育委員会によると、現在、給食費は半額無償化が進んでおり、全額無償化の対象者は約2400人であった。全額無償化には5800万から6200万の予算が必要とされ、町長は「持続可能な財源を考慮して検討を続ける」と強調した。
また、子ども医療費の無償化についても町長の公約として掲げられており、すでに高校卒業までの医療費が無償化されることが発表された。次に教育長は、北谷中学校の校舎改築事業について現状を説明。工期は令和5年度に発注され、供用開始は令和6年度末を予定していることが伝えられた。
保育士確保事業についても議論が行われ、労働環境や給与面については引き続き改善の余地があるとされ、保育士不足という深刻な問題に国・県の支援を得て対策が進められる。
更に、心のケアや職場復帰支援の制度が整備されていることが紹介されたが、統計の取得や業務過多の現実が照らされ、今後の改革が必要であることが示された。
近年、白比川の整備計画においても、浸水防止や護岸工事が進められており、進捗状況が報告され、地域の安全確保に向けた努力が述べられた。議会では町長の専門分野への支援も強調され、地域資源を活用したさらなる地元活性化の方策も模索されている。
このように、多岐にわたる子育て関連の施策や地域の発展に関する議論の中で、町民が安心できる環境づくりを目指す姿勢が表明された。