令和元年9月24日に開催された北谷町議会定例会において、複数の重要な議題が話し合われた。特に、桑江17号線の安全対策と、県道24号線バイパスについての進捗が注目を集めた。
まず、桑江17号線に関しては、左側に設置されているガードレールの高さが5メートル以上に達していることから、自転車やバイクに対する転落防止策が急務であるとの指摘があった。阿波根 弘議員は、自転車やバイクの通行に対する危険性を強調し、転落防止柵の設置が必要だと訴えた。これに対し、土木課長は「設置基準を満たすよう、慎重に検討を進めていく」との見解を示した。
また、桑江17号線の交差点に設置した信号機については、警察から設置基準を満たしていないとの回答があった。総務課長は、交通量調査を行った結果、対処が困難であるとし、「他の方法での安全対策」を検討すると強調した。
次に、県道24号線バイパスについての進捗も話し合われた。現在、基地内への立ち入りが制限されているため、測量や設計が滞っている状況である。町長は、「県との協働を進め、早期の整備を要請している」と述べた。こうした現状を踏まえ、地域の安全を確保するために早急な対応が求められている。
最後に、公園内に設置された拝所についての問題も取り上げられた。設置に際して、桑江自治会への説明が不足していたことや、地域の意見が反映されていない点が懸念されるとの指摘があった。議員の一人が「地域住民との円滑なコミュニケーションが必要であり、新たな施設の設置には、まず住民の理解を得ることが不可欠だ」と強調した。
北谷町では、引き続き地域の声に耳を傾けつつ、安全対策や住民説明に関する改善を進めていく方針を示している。