令和2年9月17日、北谷町議会は定例会を開催し、新型コロナウイルス感染症対策や環境に関する重要な議題が話し合われた。
この中で、喜友名盛充議員が進めた新型コロナウイルス感染症対策についての質問が印象的であった。彼は、住民や事業者への支援策を求め、特にマスク着用及び除菌チェックに関する案内表示板の設置を提案した。野国昌春町長は、「正面玄関及びトイレにおいて、すでに日本語と英語表記による周知を行っている」と述べ、更なる外国人向けの情報発信を強化する考えを示した。
続いて議論されたのは、ゴミ減量化対策と地球温暖化防止策である。知念喜忠住民福祉部長が、倉浜衛生施設組合負担金の増加理由について説明。負担金の増加は、処理業務委託料や施設の老朽化に起因しているとし、事業系ごみの処理手数料改定や生ごみ処理器設置補助の促進など、対策を講じる必要があることを強調した。喜友名議員は、特に事業系ごみの割合が増加している現状を指摘し、分析と具体的な対策が急務と訴えた。
砂辺国有地の活用に関しては、町長が無願埋立地跡の今後の利用構想について答弁した。町長は「地域住民との意見交換を重ねながら、利用計画を策定していく」と述べ、住民からの要望を反映した計画を目指す考えを示した。実施にあたっては、地域住民の要望や意見を十分に考慮し、環境保全を最優先に考える必要があると強調した。
全体として、会議では町の環境改善と住民サービスの向上が重視され、さまざまな提案が行われた。議員たちはそれぞれ、自分の選挙区の課題を声高に主張し、具体的な対応を図るよう求めた。
今後もこのような問題に対する施策が進展されることが、地域住民の期待とニーズに応えるため、重要であると言える。