令和2年3月23日に行われた北谷町議会定例会では、主に新型コロナウイルス対策や基地外居住に関する実態調査などが議論された。
まず、新型コロナウイルス対策に関しては感染症対策本部が設置され、様々な取り組みが進められていることが報告された。町長は「手洗いや消毒の徹底を住民に呼び掛け、春休み期間中は自宅で過ごすように求めている」と述べた。この施策の一環として、学校では児童の受け入れも行われており、臨時休校の最中で208人の児童が放課後児童クラブに参加したことが明かされた。
次に、基地外居住実態調査について、町長は「昨年調査を行ったが、今後も定期的に行っていく必要がある」と強調し、調査結果に基づいての対応が重要であると述べた。この調査において米軍人や軍属の居住状況を把握することは、地域の行政計画に寄与するものである。
最後にスポーツ振興に関する項目では、町立中学校の部活動数やスポーツ少年団の加入数について議員から質問があり、減少傾向にある現状が説明された。議員は「今後の対策として、スポーツイベントや活動の促進が必要」と述べ、冬季オリンピックを機にさらなる振興策を求めた。
このように、本議会では新型コロナウイルス対策を中心に、地域の多様なニーズに応えるための討議が展開され、今後の施策実施に向けた活発な意見が交わされた。議会は、地域住民の生活安全を第一に考え、様々な施策を進めていく方針である。