令和5年第535回北谷町議会臨時会が8月25日に開催された。この会議では、北谷中学校の校舎改築工事に関する複数の議案が可決され、今後の教育環境向上に向けた重要な一歩となる。
まず、議案第25号の北谷中学校校舎改築工事(建築)1工区の請負契約について、渡久地政志町長は、老朽化が進んでいる校舎の改築は教育環境改善が目的であると説明した。契約相手は旭建設株式会社と有限会社日幸建設からなる共同企業体で、請負金額は8億5,250万円だという。また、この工事は今後数年間にわたる教育の質の向上に貢献することが期待されている。
続いて、同校舎の建築2工区に関する議案第26号も可決された。請負金額は11億6,464万7,000円で、契約相手は同じく旭建設株式会社と有限会社日幸建設である。工事の範囲において更なる教育環境の向上が見込まれ、地域の産業育成にも寄与することが強調された。工期は2025年1月31日までとされており、地元企業の優先発注が解決策として注目されている。
議案第27号の北谷中学校校舎改築工事(電気設備)請負契約においても、数少ない地元企業が選定された。渡久地町長は、町の業者を優先して選定することが地域の活性化につながると語った。請負金額は2億2,715万円である。
また、議案第28号では、機械設備工事についても請負契約が結ばれ、金額は2億3,914万円となった。これにより、最新機器の導入が進められることになる。
会議全般を通じて、議員たちは新しい校舎に求められる福祉設備や施設改善に必要な情報や意見を出し合い、住民の意見を尊重した契約の進行が図られている。特に、地域の企業支援と学校環境の整備について、地域内外からの参加を促す取り組みの必要性が再確認された。教育部長である玉那覇修氏は、このような取り組みを通して、今後も地域のニーズに応えていく必要があると述べた。